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文化との関わり

コラム

アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第19回(後編)

2012年2月10日

 

【振り返りのディスカッション】

 プログラムの最後に、ワークショップで体験したことを振り返る意見交換会が行われました。

今回印象的だったのは、音楽に苦手意識があって、不安な気持ちが先に立っていた参加者の方の変化です。はじめは音を出すにも不安そうでしたが、即興音楽は正解、間違いはないもの。ご本人は「今回参加して、音楽に対する殻を破れた。いいのかな?と思いながらやっていても、宮嶋さんが『いいよ』『よかったよ』と言ってくれたので、これでいいんだと思いました。」とのこと。音楽づくりの過程でアーティストや周りの人に認められることで、不安や苦手意識が和らぎ、楽しむことができるようになったようです。

 

一方で、「自由に楽しむためには、ある程度のルールが必要」という声も。「なんでも自由にやっていいよ」と言われても、かえって何をしたらいいのか分からなくなってしまうこともあります。それよりも、例えばリズムを決めておいて、そのリズムに合わせて演奏をする・・・という方が、演奏に参加しやすいのではという意見が出ました。

 

また、「即興演奏を音楽としてまとめるには、プロのアーティストの存在は不可欠」という意見も出ました。今回のワークショップでは、参加者だけで即興演奏した場合、「音」が「音楽」にならず、ただの雑音になってしまうこともありました。しかし宮嶋さんが入って即興でメロディーを奏でたり、ビートを刻むことで、さっきまで混沌とした音であったものが、感情が感じられる音楽に変化するシーンがたくさんありました。宮嶋さんは「雑音の中から、音楽が立ち上がってくる瞬間がある。」といいます。そんな優れた音楽感覚を持つアーティストがリーダーとなって音楽をまとめることで、ただ楽器を鳴らすだけでは音楽を感じられなかった参加者も、宮嶋さんと一緒に「即興演奏って楽しい!」という体験をすることができました。

 

「音楽って苦手」「人前で演奏するのは不安」・・・そんな気持ちを取り去り、「音楽って楽しい!」「みんなと一緒に、自由に演奏するのはおもしろい!」という体験をするにはどうすればいいか?その答えのひとつとして、プロの音楽家をリーダー役に、基本は自由に、でも少だけルールを決めて音楽に取り組むことが有効だということが分かりました。今回の参加者は皆、教育関係者であったり、表現活動に関わっている方々ばかり。このワークショップで体験したことや話しあったことを、それぞれの場所で子どもたちに伝えていってくれることでしょう。

 

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   2日間のことを振り返りながら意見交換をします

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