アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第14回 (後編)
2011年9月29日
【2日目 午後】
「音楽教材をつくろう」後編
オリジナルの音楽教材「つくえばやし」の撮影に向けて練習に熱が入る参加者の皆さん。何度も通し練習を繰り返しながら、「このリズムはやりにくいから、少しシンプルにしよう。」「掛け声に合わせて、叩く音の大きさを変化させたら?」「先生の裁量で自由にアレンジができたほうがいいかも。」など、現職の先生や学生のメンバーから、積極的な意見が出ます。そしていよいよ本番。皆さんは終始とても楽しそうで、かつ緊張感と集中力が満ちていました。これらの映像は後日編集され、TOA Muisc Workshop特設サイト内の「教室でできる!かんたんワークショップ」※1で配信される予定です。ご期待ください。
『アートと学びを考える2日間 ~音楽家といっしょに音楽教材をつくろう!~』最後のワークショップは、思い思いの楽器を持って、安永さんと一緒に思い切り即興セッションを楽しみます。音楽の教科書を見ながら、懐かしい曲を見つけたメンバーも。せっかくなので教科書にある曲を演奏しましょうと、セッションの最初は皆もよく知っている曲になりました。曲調は安永さんによるサンバアレンジです。ソロのパートも入り、とても楽しいものになりました。その後、いくつかの唱歌をお囃子調やサンバ調で演奏しました。同じ曲でも、リズムのアレンジによってまったく違う雰囲気になり、新鮮な驚きがあると参加された皆さんも喜んでいました。
2日間をふりかえって
プログラムの最後に1時間ほどかけて、この2日間のふりかえりを行いました。
以下、その一部を紹介します。いずれも、小学校の教員をされている方々のご意見です。
・音楽をやる、といえばオーケストラのようなものしか知らなかったけれど、今日は「これでいいんだ」と思って、音楽のハードルが下がりました。
・自分が楽しめれば、子どもたちも楽しめると思いました。音楽って、楽器ができなくても大丈夫なんだと思いました。
・ゼロの状態から教材をつくるのは難しいけれど、安永さんの音楽に想像力を刺激されて、考えることができて、つくることができました。みんなでいろいろ話しながらつくれたのがよかったかな。
そんな参加者の声を聞いて安永さんは、「音楽は苦手という人がいても、嫌いな人は少ないと思います。音楽は、心の部分に触れることができるし、みんなの心の中にあります。また、知らないもの同士が思いあったりすることができます。音楽は、何かを分かち合える手段であると思うのです。今回もそういう体験ができて楽しかったです。皆さんの感想を聞いて、あらためて音楽はいいなと思いました。」と2日間の感想を述べられました。
参加者それぞれに、立場や年齢、考え方も異なりながら、思いを同じくする人たちが集まり、2日間を過ごしました。子どもたちや音楽のことを楽しみながらも真剣に考えて意見交換し、新しい「教材」をつくりあげたことは、この夏のひとつの成果だったのではないでしょうか。翌日から新学期という先生もおられる中、この音楽体験が教育現場で生かされ、子どもたちが音楽の楽しさを知ることにつながればと思います。
何度も調整を重ねながら、「教材」をつくります
参加者全員でセッション







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