アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第14回(前編)
2011年9月27日
アートを活用した学びについて考える定期勉強会『スルー』の第14回が、8月27日・28日に神戸市内で開催され、現職の教員、会社員、NPO関係者、学生など13名が参加しました。
今回は、『アートと学びを考える2日間 ~音楽家といっしょに音楽教材をつくろう!~』と題して、たっぷりと時間をかけて、アートと教育について思う存分ディスカッションを行いました。加えて、音楽のワークショップを体験し、普段の授業で使える簡単なワークショップ※1を、音楽家と一緒に開発することを目的としました。今回はゲストアーティストとして、打楽器奏者の安永早絵子(やすなが さえこ)さん※2にお越しいただきました。この2日間の内容を、全3回に渡ってレポートします。
【1日目】
ワークショップ「身の回りのもので音楽をつくろう」
まずは準備運動をかねてウォーミングアップ。ひとりずつ体のどこかを叩いて順番に音を出していきます。最初はゆっくりとしたテンポですが、徐々に早くなっていきます。途中で早いテンポについていけず、つまずいてしまう人も。ウォーミングアップといえど、集中力と反射神経が試されるワークショップです。ある程度、音を出すことに慣れてきたところで、ふたり一組で相手のリズムにつられないように異なるリズムパターンを手拍子する「リズムバトル」や、全員でテーブルを叩いて複雑なリズムをつくる「Able table」など、さまざまな音楽ワークショップを体験しました。最後は、思い思いの楽器を手に取り、講師の安永さんと即興セッションを楽しみました。ワークショップがはじまったときは戸惑う方もいましたが、最後には思いっきり楽器を鳴らし、すっかり仲良くなっていました。
今回のワークショップのポイントは、「身の回りのもので音楽を楽しむ」こと。つまり、「特別な楽器がなくても音楽は楽しめる」、「体ひとつあればいろんな音楽がつくれる」ということを実感していただくことをねらいとしていました。終了後、参加者からは「音楽のハードルが下がった。楽譜どおりやらなければならないものではないということが分かった。」「持ち寄ったもの、身の回りのものでできると分かった。」という声が寄せられました。
終了後は、皆で夕食。夜が更けるまで、教育やアートについての思いを語り合いました。
(中編につづく)

まずはウォーミングアップ

リズムバトル
※1 「教室でできる!かんたんワークショップ」
http://www.toa.co.jp/mecenat/tmw/workshop/
TOA Music Workshop特設サイトで公開しているコンテンツのひとつ。アーティストが行うワークショップのうち、手軽に楽しめ、小中学校の授業で取り入れることができるメニューを『スルー』メンバーの協力のもと、制作しています。
※2 安永早絵子(やすなが さえこ)打楽器奏者
兵庫県出身。大阪音楽大学打楽器専攻卒業。関西を中心に演奏活動する一方、打楽器指導、リズム体験ワークショップ、作編曲活動にも取り組み、打楽器音楽の可能性を日々探究中。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団ティンパニ・打楽器奏者。2011年度の「TOA トライやる・ウィーク」参加アーティスト。







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