HOME > 文化との関わり > アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第12回

文化との関わり

コラム

アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第12回

2011年7月 5日

アートを活用した学びについて考える定期勉強会『スルー』の第12回が、6月26日に京都市内で開催され、現職の教員、NPO関係者、学生など15名が参加しました。

 

今回のテーマは「演じることを通して学ぶ-学校教育に活かすドラマの手法」。講師は、立命館大学生命科学部准教授の武田富美子さんです。

 

まずはウォームアップとして、4人一グループになり、体をつかって「対称な図形」をつくるワークショップをしました。これは、体を使って算数を学ぶワークショックの一種。「対称とは、どういうことか?」を考えながら、他者の身体をよく観察し、同じ形になるよう、ポーズを真似します。今回は初対面の参加者が多かったのですが、とても盛り上がり、和気あいあいとなりました。

 

場が和んだところで、ドラマを取り入れたワークショップを行いました。ここでいうドラマとは、ある状況を想定して、即興で簡単な演劇を上演することです。このドラマの手法を学校教育に取り入れることを想定して、今回のワークショップは行われました。

 

今回のテーマは「成績」。参加者が「先生役」「生徒役」「保護者役」に分かれて、成績をめぐるトラブルについて、3者がどう考えるかをロールプレイングします。授業態度が悪いという理由で成績を下げられたある生徒とその保護者が、担当教師に異議を申し立てる、という難しい設定。それぞれの役に「なってみる」ことを通じて、それぞれの立場や主張を考えます。

 

終了後に、全員でこの問題についてどう考えるか、議論をしました。参加者からは、「親の役になってみると、教師に訴えかけるのに必死になって、子どもの気持ちを考える余裕をなくしていたのに気がついた。」「何を基準として成績をつけるのか、教師の説明責任が問われる。」「こういう問題が起こるということは、信頼関係の欠如が根幹にある。まずはコミュニケーションが大事。」といった意見が出されました。

 

参加者個々人の立場や主張はあれど、それぞれの役まわりを演じることで、より深く問題について考えることができる、貴重なワークショップでした。武田先生いわく、この手法をとることによって、さまざまな問題に対して、より多角的な視点で議論することができるようになるとのこと。ドラマの手法が、教育方法でもあり、コミュニケーション手段でもあり、アートでもあることを発見したワークショップでした。
 

img_20110705T01.jpg
「対称な図形」を体で表現

 
 

 

img_20110705T02.jpg

「成績問題」についての即興劇をする様子

<<前の記事へ 次の記事へ>>

テーマ 環境との関わり 文化との関わり Follow us!

ココロンのツイッターココロン

お知らせもツイートしています。

最近のコラム
文化との関わり
トライやる・ウィーク2014「循環 -水の旅-」5
文化との関わり
トライやる・ウィーク2014「循環 -水の旅-」4
文化との関わり
トライやる・ウィーク2014「循環 ‐水の旅‐」3
文化との関わり
トライやる・ウィーク2014「循環 ‐水の旅‐」2
文化との関わり
トライやる・ウィーク2014 「循環 ‐水の旅‐」1
社会貢献・環境活動
TOAコンテンツ
  • みるみる

    最新の映像機器システムで
    「安心」「安全」な町作りサイト。

  • 音空間

    あなたの悩みを解決する
    音のポータルサイト。

イベント情報
  • TOA自社ビル内のホール。
    様々なイベントを行っています。

  • 音楽を通した
    中高生育成プログラム。

プロフィール TOA株式会社 運営主体 このサイトについて

私たちが地域社会とのふれあいや、環境共生に向けた取り組みコラムをブログ形式で紹介しています。

TOAニュースリリース

2015年4月30日
TecnoMultimedia InfoComm Brasil 2015出展のご案内
2015年4月30日
2015年度「夏の軽装活動(クールビズ)」の実施について
2015年4月 1日
音楽ワークショップ「TOA Music Workshop」公募のお知らせ
2015年3月20日
HD-SDIレコーダー H-R161-8
2015年3月18日
フルHDネットワークPTZカメラ N-C3500