アートを通じた学びを考える定期勉強会『スルー』第8回
2011年3月29日
アートを活用した学びについて考える定期勉強会『スルー』の第8回が、2月20日に京都市内で開催され、現職の教員、NPO関係者など7名が参加しました。
今回は、実際に小学校で行われているアートのワークショップを体験してみることを目的に、アーティストの重本晋平さんをゲストに招いて「まちくさワークショップ」を行いました。
「まちくさワークショップ」は、道ばたに生えている雑草に自由に名前をつけ、写真を取り、最後に参加者全員で発表するものです。「草に名前をつける」ことを通じて、それぞれが自由な想像力を発揮するとともに、身近な自然を見つめ直す機会をつくります。
今回は、普段子どもたちが行うのと同じ形で「スルー」のメンバーが体験しました。ひとり一台カメラをもって、会場の近所を探索します。路地の奥、アスファルトのひび割れ、溝の中など、さまざまな場所に生えている雑草を見つけ、名前をつけて写真に撮っていきます。30分後に会場に戻り、撮ってきた写真を発表しました。
「まちくさ」の名前は本当にさまざま。草を擬人化して名前をつける人、パッと見た印象でたくさん名付ける人、草が生えているシュチュエーションから想像を膨らませて物語を作る人・・・同じ草でも、見る人によって、まったく違う名前がつくこともあり、発表はとても盛り上がりました。
重本さんは「まちくさワークショップ」についてこう語ります。「子どもたちは“まちくさワークショップ”によって、違う発想、違う視点があることに気がつきます。また、町を歩くことで、自分たちの町を見直すことにつながります。“まちくさワークショップ”をしていると、近所の人が声をかけてくれ、そこからコミュニケーションが生まれたりもするんですよ」。
参加した小学校の先生からは、「どの学年でも取り入れられそうです。生活科の“まち探検”、理科の“春みつけ”“夏みつけ”、自然体験など、いろいろな展開ができそう。外で行う活動として、とてもいいと思います。」とのことでした。
ようやく寒さもゆるみ、暖かくなってきたこれからの季節にぴったりのワークショップでした。
重本晋平(しげもとしんぺい)さんのウェブサイト「まちくさ」








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