トライやる・ウイーク2006「島っ子ボイスシアター」
2007年4月18日
プロのアーティストと一緒に、プロのホールを使って、一生に一度しかできない自分たちの音楽のコンサートを開こう。
1998年から兵庫県の全県行事として進められている「トライやる・ウイーク」。県下の全公立中学校二年生が、一週間学校を離れ、 校区の企業や施設で社会体験を行う教育行事です。
TOAでは地域貢献の一環として毎年生徒を受け入れ、音楽の創作活動に取り組んでいます。最終日に成果を発表するコンサートは、
地域と企業との交流の場としても親しまれています。
2006年度のテーマは、楽器などを使わず、人間の声だけでいろんなことを表現する、ボイスパフォーマンス。ホーメイ奏者の尾引浩志 氏、
能楽の今井尋也 氏という「声の芸術家」がゲストです。歌うわけでもなく、言葉を発するわけでもなく、声だけで表現ってどんなコト?
最初は恥ずかしいやら戸惑うやらで、びくびくしている子供たち。

さて、二人のプロ音楽家との一週間の創作活動で、どんな音楽表現を見せてくれたのでしょうか。
コンサート本番、薄明かりの中、まずは「声明(しょうみょう)※注」からスタートです。

ア、エ、ウなどの母音だけを長く深い声で出し続ければ、なぜだか不思議なハーモニーで会場が満たされていきました。
クライマックスは、アニマルコンダクション。森を模した舞台セットに、子供たち扮する様々な動物が隠れています。
ひとつの茂みを指差す尾引さん。
するとそこから、鳴き声が。
次々と指差せば、あちこちの茂みからいろんな鳴き声が入り混じり、最後には全員入り乱れての大合唱。
とうとう茂みから飛び出てきた子供たち全員が、今度は尾引さんの指揮にあわせて自由に声を出します。指の動きを声でトレース、
高く指を差し上げれば高い声、低くすれば低い声、波打たせれば声を震わせ、円を描くと・・・・もう、はちゃめちゃ!?
できあがったステージは、まさに声の遊園地。

意味のある言葉なんて一言もないのに、なぜだか楽しく、明るく、元気なステージに仕上がりました。 この活動を始めていよいよ10年。 毎年違う個性の子供たちが、毎年違う音楽を創ってくれました。2007年度もまた、ここで新しい音楽が生まれることを祈っています。








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